【読書レビュー】『素直な心になるために』 松下 幸之助
このブログでは、毎回自身で読んだ本について、その内容と骨子をまとめたものを掲載していくものである。
■お薦め度:★★★☆☆
■タイトル:『素直な心になるために』
■著者:松下 幸之助
松下 幸之助は、日本の実業家、発明家、著述家。 パナソニックを一代で築き上げた経営者である。異名は経営の神様。 自分と同じく丁稚から身を起こした思想家の石田梅岩に倣い、PHP研究所を設立して倫理教育に乗り出す一方、晩年は松下政経塾を立ち上げ政治家の育成にも意を注いだ。(Wiki)
<作品の概要>
お互い人間がみずからを実現するためには、それを実現するにふさわしい考え方、態度、行動をあらわしていくことが肝心だと思いますが、その根底をなすものが「素直な心」と考え、
その意義、内容、効用、なかった場合の弊害、養うための実践をまとめた一冊。
<心に残った言葉>
素直な心の内容10箇条
・私心にとらわれない
・耳を傾ける
・寛容
・実相が見える
・道理を知る
・すべてに学ぶ心
・融通無碍(ゆうづうむげ:臨機応変のこと)
・平常心
・価値を知る
・広い愛の心
■効用10箇条
・なすべきことをなす
・思い通りになる
・こだわらない
・日に新た (現状にとらわれず、新しいものを生み出す)
・禍を転じて福となす
・つつしむ (謙虚)
・和やかな姿 (対立や争いが起こりにくくなる)
・正邪の区別
・適材適所の実現
・病気が少なくなる
■弊害10箇条
・衆知が集まらない
・固定停滞
・目先の利害にとらわれる
・感情にとらわれる
・一面のみを見る
・無理が生じやすい
・治安の悪化
・意思疎通が不十分
・生産性が低下する (無駄や非効率が多くなる)
■実践10箇条
・強く願う
・自己観照 (客観的に自分を見る)
・日々の反省
・つねに唱えるあう
・自然と親しむ
・忘れないための工夫
・体験発表
・グループとして