【読書レビュー】『沈黙の春』 レイチェル・カーソン
このブログでは、毎回自身で読んだ本について、その内容と骨子をまとめたものを掲載していくものである。
■お薦め度:★★★★☆
■タイトル:『沈黙の春』
■著者:レイチェル・カーソン
ペンシルベニア州の農場主の娘として生まれる。1936年商務省漁業水産局に就職し、政府刊行物の編集に従事。40年に内務省魚類・野生生物局に移り、52年に退職するまで、野生生物とその保護に関する情報収集にあたった。
<著者の主張>
自然を破壊し人体を蝕む化学薬品。その乱用の恐ろしさを告発し、かけがえのない地球の美しさと大切さについて
<ポイント>
合衆国だけでも、毎年5百もの新薬が巷に溢れ出る。
殺虫剤と人はいうが、殺生剤といったほうがふさわしい
地球の大陸を覆っている土壌の薄い膜。私たち人間、またそこに住む生物たちは、みなそのおかげをこうむっている。もし土壌がなければ、いま目に映るような草木はない。草木がなければ、生物は地上に生き残れない。
自然を征服するのだ、としゃにむに進んできた私たち人間、進んできたあとを振り返ってみれば見るも無残な破壊のあとばかり。