【読書レビュー】『日経ビジネス経営教室 成功を決める「順序」の経営』 原田泳幸
このブログでは、毎回自身で読んだ本について、その内容と骨子をまとめたものを掲載していくものである。
■お薦め度:★★★★☆
■タイトル:『日経ビジネス経営教室 成功を決める「順序」の経営』
■著者:原田泳幸
1948年長崎県生まれ。東海大学工学部を卒業後、アップルコンピュータ日本法人などを経て、2004年に日本マクドナルドホールディングスに転じる。社長、会長、CEOを兼ねる。
<著者の主張>
2004年から2009年に日本マクドナルドホールディングスが日本外食産業で初めて5000億円の大台に乗せるまでの戦略(ストーリー)を公開している。
※経常利益182億円、当期純利益123億円
■赤いバス:2004年、「僕が運転するこのバスに乗るか、降りるか」
■シーケンス(順序)
QSCの向上→100円メニューの投入→えびフィレオ→価格改定(値上げ)→メガマック投入→24時間営業を本格展開→地域別価格制の導入
■謝罪会見こそ、堂々と赤いネクタイをする。
浮足立って、不安な社員やクルーをこれ以上不安にさせないため。
リーダーは冷静であるべき。
<心に残った言葉>
■マクドナルドの低迷は「健康志向が台頭」でも「ハンバーガーに消費者が飽きたから」でもなく「マクドナルドらしさを失ったから」である。
■「コストをカットするな。もっとお金の使い方の提案を持ってこい」
「お金を使えば新しく何ができるか」を考えてアイデアをもってこい。
■組織は常に変化しないと陳腐化する。