【読書レビュー】『ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か』 エリヤフ・ゴールドラット
このブログでは、毎回自身で読んだ本について、その内容と骨子をまとめたものを掲載していくものである。
■お薦め度:★★☆☆☆
■タイトル:『ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か』
■著者:エリヤフ・ゴールドラット
イスラエルの物理学者。、制約条件の理論(TOC)、クリティカルチェーンなど、ビジネスにおける新しい理論を生み出した。生産スケジュールソフト「OPT(Optimized Production Technology)」を米国で販売していた彼は、OPTの基礎理論をわかりやすく世に広めるため、ビジネス小説「ザ・ゴール」を執筆した。(Wikipediaより)
<著者の主張>
企業の目標は、お金を稼ぐこと。
各セクションでの効率を求めるべきではなく、全体を俯瞰してから、ボトルネックを解決すべき。
作業員が手を休めることなく常に作業している工場は、非常に非効率。
お金はスルートップ、在庫、作業経費にわけることができる。スルートップは、入ってくるお金。在庫は、現在製造プロセスの中に溜まっているお金。作業経費は、スルートップを実現するために支払わなければいけないお金。
生産能力を市場の需要に合わせて縮小すると、スルートップは減り、在庫が大きく増える。
『従属事象』後から起こる事象はその前に起こる事象。(予測できる事象)
『統計的変動』予測できない情報
ステップ:制約条件を「見つける」。
ステップ2:制約条件をどう「活用する」かを決める
ステップ3:他のすべてを「ステップ2」の決定に「従わせる」。
ステップ4:制約条件の能力を高める。
ステップ5:「警告」ここまでのステップでボトルネックが解消したら、「ステップ1」に戻る。ただし、「惰性」を原因とする制約条件を発生させてはならない。