【読書レビュー】『学習する組織――システム思考で未来を創造する』 ピーター M センゲ
このブログでは、毎回自身で読んだ本について、その内容と骨子をまとめたものを掲載していくものである。
■お薦め度:★☆☆☆☆
■タイトル:『学習する組織――システム思考で未来を創造する』
■著者:ピーター M センゲ
MIT経営大学院上級講師、組織学習協会SoL創設者。
20世紀のビジネス戦略に最も大きな影響を与えた一人と評される。
<著者の主張>
世界は相互のつながりをより深め、ビジネスはより複雑で動的になっていくので、仕事はさらに「学習に満ちた」ものにならなければならない。
<ポイント>
学習する組織とは、目的を達成する能力を効果的に伸ばし続ける組織であり、その目的は皆が望む未来の創造である。
「私の仕事は❍❍だから」
職業をきかれると、職務の話ばかりで自分の属する事業全体の目的について語らない
今日の問題は昨日の解決策から生まれる
最初の問題を解決した人と新たな問題を引き継いだ人は異なるから。
相殺フィードバック
よかれと思って行った介入が、その介入の利点を相殺するような反応をシステムから引き出す現象
ある人が頑張れば、頑張るほど。他の人が怠けるようになる。
システム内の問題に対する責任は個人ではなく全員が責任を共有すること
メンタルモデル
人は常に自分の信奉する理論どおりに行動する訳ではなく、自分が使用する理論(メンタルモデル)どおりに行動する。
異なるメンタルモデルの人間は同じ出来事を見ても違う説明をする
自分の考えを主張する場合
・あなたの推論を明らかにする
・相手にあなたの考えを精査するように促す
・相手に別の意見を出すように促す
・相手があなたとは違う考えをもっていれば、それを積極的に探求する
相手の考え方を探求する
・もしあなたが相手の考えについて何かを仮定しているなら、その仮定をはっきりと述べ、それが仮定であることを認める
・あなたの仮定の根拠となっているデータを提示
・相手の反応に興味がないなら、質問する必要はない
共有のビジョン
最高よりも完璧を目指す 稲森和夫