【読書レビュー】『起業のリアル』 田原 総一朗
このブログでは、毎回自身で読んだ本について、その内容と骨子をまとめたものを掲載していくものである。
■お薦め度:★★★★☆
■タイトル:『起業のリアル』
■著者:田原 総一朗
1934年滋賀県生まれ。早稲田大学卒業。岩波映画製作所入社。東京12チャンネル(テレビ東京)を経て、77年よりフリーに。
<著者の主張>
ポストホリエモン世代の起業家の経歴とビジョンについて
<ポイント>
■森川 LINE 1967年生まれ
ソニー時代「他社と差別化しろ」⇒差別化こそがマイナスになる。顧客のニーズを汲み取っていないから
水のようなサービスをつくりたい。みんなが必要とするサービス 松下幸之助の水道哲学
LINEは広告モデルではない。フェイスブックのターゲティングは気持ちわるい
中国WeChat 運営会社テンセント 時価総額フェイスブックより高い
■前澤友作 スタートトゥデイ (ZOZOTOWN) 1975年生まれ
なぜ楽天でないのか。
⇒ブランド側はできるだけカッコいい売り場で売りたい
一日6時間労働、幕張本社 競争を嫌う
中国はタオパオが強い
■猪子寿之 チームラボ 1977年生まれ
プロジェクト単位での管理 管理職になれないが新しいものが作りたくて社員が集まる
マネジメント能力がない スティーブ・ジョブズも同じ
■出雲充 ユーグレナ 1980年
「ミドリムシで世界から栄養失調をなくします」
⇒堀江さん「ロケットをやっているけど、ミドリムシは宇宙食に良さそうだね」
「大量培養する自信があるなら、お金だすよ」
タイタニックで船長をDISってもしょうがない。自分たちでなんとかするしかない。
■山口絵理子 マザーハウス 1981年生まれ
「途上国から世界に通用するブランドをつくる」
■税所篤快 e-エデュケーション 1989年生まれ
「破壊的な活動をすれば、創造的な影響を与えられる。お前はもっと外れてていい」
■岩瀬大輔 ライフネット 1976年生まれ
28歳でハーバードビジネススクールへ
大きく伸びるベンチャービジネスの3つの条件
・みんなが使っているものを対象とせよ
・みんなが煩わしさを感じているものを対象とせよ
・技術革新や規制緩和で、その煩わしさを取り除く可能性のあるものを対象とせよ
契約件数は17万件 黒字化せず。生命保険は法律上10年以内に黒字化する必要 2013年6月
■村上太一 リブセンス 1986年生まれ
大学卒業2年半2011年上場 従業員約40名、売上約11億、利益約5億
藤田さんの本を参考
1日15時間、週110時間労働 起業にはそのくらいのエネルギーとモチベーション
■徳重徹 テラモーターズ 1970年
アリゾナでMBA、その後インキュベーションを
アメリカと日本の違い
アメリカでは頭のいい人ほどクレイジーと呼ばれる。日本では頭のいい人ほどロジカルで大きいことを言わない。
日本のバイク市場 30万台
ベトナム 300万台、インドネシア700万台、インド1000万台、アジア全体年間約5000万台
■岡崎富夢 Innovation 1977年生まれ 屋上庭園
レディメード:できあいの品。特に、既製服。
10年は30〜40人くらい早期退職しないと利益がでない状況
100万円売るためにプロジェクトを立ち上げ、社内のある知恵をかき集め3ヶ月で達成。
⇒ビジョンで社員をモチベート
■慎泰俊 リビングインピース 1981年生まれ
マイクロファイナンス(Microfinance)は、貧困者向けの「小口(マイクロ)金融(ファイナンス)の総称。
■藤田晋 サイバーエージェント 1973年生まれ
芸能人にタダでブログを書いてもらう
「ライバルは孫さん?柳井さん?」
「日本にはいないですね。あえて挙げるならイーロン・マスクかな」