【読書レビュー】『「ない仕事」の作り方』 みうら じゅん
このブログでは、毎回自身で読んだ本について、その内容と骨子をまとめたものを掲載していくものである。
■お薦め度:★★★★☆
■タイトル:『「ない仕事」の作り方』
■著者:みうら じゅん
1958年京都生まれ。武蔵野美術大学在学中に漫画家デビュー。
以来、漫画家、イラストレーター、エッセイスト、ミュージシャンなどとして幅広く活躍。
<著者の主張>
ない仕事の作り方
⇒人としないようなことに興味を持ち自分で創りあげる
<ポイント>
「そこがいいんじゃない!」
わからないものに、「つまらない」と反応しがちだが、それでは普通で終わってしまう。
ブームは「勝手に独自の意見を言い出す人」が増えた時に生まれる。
⇒ゆるキャラには定義はないが勝手に人々が定義をし始める
すべての「ない仕事」に共通しているのは、最初は怪訝に思われたり、当事者に嫌がられたり、怒られたりすること。
まだ誰も手を出していないものかどうかを確認するためにGoogle検索をする
「いいこと」「面白いこと」よりもマイナスの要素の中にチャンスは埋もれている。
ネーミングでマイナスをプラスにする。
仕事をする際に、「大人数に受けよう」という気持ちでは動いていない
最終的に面白いことが完成するなら、全てを自分でやる必要はない。
雑誌を買っては、すぐに切り貼りし、自分専門のスクラップ帳に「再構成」
一人っ子のため何事も自問自答
「私が」で考えない
私が何かをやるときは主語は、あくまで「私が」ではない。
「海女が」「仏像が」という観点で始める
したい仕事は世の中にあると思い込んでいたが、しかしどうやら、ない。
人生は不安
⇒不安タスティック
■用語
這々の体
大変な目に合って、慌ててやっとのことで逃げたり、立ち去ったりする様子。