【読書レビュー】『発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法 』 中原 淳
このブログでは、毎回自身で読んだ本について、その内容と骨子をまとめたものを掲載していくものである。
■お薦め度:★★★☆☆
■タイトル:『発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法 』
■著者:トム・ケリー
多くの一流企業の製品開発を請け負い。その優れた製品のみならず、それを生み出す企業文化までもが注目されるIDEO社のゼネラル・マネージャー。兄で会社設立者のデイヴィッド・ケリーとともに経営に携わり、世界中に350人以上のスタッフを抱える起業にまで成長させた。
<著者の主張>
IDEOの発想について
<ポイント>
顧客に製品やアイデアについて人に尋ねるだけでは本当の答えをしらないため不十分。
企業は顧客にたずねるべきではない。
現場のそばにいることでインスピレーションが生まれる。
新しいアイデアは、見ること、嗅ぐこと、聞くこと、つまりその場にいること、から生まれる。
左利きの人の身になる
ルールを破る人から学ぶ
名詞ではなく、動詞で考える
もの在りきではなく、行う動作から考えることで、より本質的に考えることができる。
よいアイデアを手に入れる最良の方法は、多くのアイデアを手に入れること。
⇒アイデアもまずは数が大切
よりよいブレストの7つの秘訣
・焦点を明確にする
・遊びココロのあるルール
・力を蓄積し、ジャンプ 別のアイデアを促す、小さなバリエーションを持ち出す
・場所は記憶を呼び覚ます 壁の平面を紙で覆う
・精神の筋肉ストレッチ テンポの速い言葉遊びでチームを外向きの雰囲気にする
・身体をつかう
6つの落とし穴
・上司が最初に発言する
・全員に必ず順番がまわってくる
・エキスパート以外立ち入り禁止
・社外で行う
・バカげたものを否定する
・全てを書き留める
ホットなチームになる