【読書レビュー】『ビジネスパーソンのためのスウェーデン式会計力のレッスン』 クラス・メランダー
このブログでは、毎回自身で読んだ本について、その内容と骨子をまとめたものを掲載していくものである。
■お薦め度:★★☆☆☆
■タイトル:『ビジネスパーソンのためのスウェーデン式会計力のレッスン』
■著者:クラス・メランダー
CELEMI社チーフ・ラーニング・デザイナー。経営コンサルタント。1965年大学卒業後、CELEMI社の前身となるコンサルティングファームを創設。その後、1985年にスウェーデンにCELEMI社を設立し、コンサルタントとして経営人材育成のソリューションを開発、展開している。
IBM、GE、IKEA、LVMH、ネスレ、VOLVO、フォルクスワーゲンなど数多くのグローバル企業をクライアントに持ち、のべ250万人以上のビジネスリーダーがそのプログラムを受講しているスウェーデンの人気研修企業CELEMI社。
<著者の主張>
<ポイント>
本質的に異なるあらゆるものやサービスの価値を測るうえで、お金という単一のものさしが考えだされたことによって世の中がうまく回っている。
■損益計算書 P/L
売上原価:原材料や生産部門の人件費
販売費および
固定資産の費用:土地及び建物・機械及び設備などの費用
■貸借対照表 バランスシート
・流動資産
棚卸資産:「原材料・仕掛品・完成品」の価値
当座資産:手持ちの現金及び1年以内に顧客から支払われる予定のもの(売掛金や受け取り手形)の価値
・固定資産
土地及び建物の価値(不動産)
機械や備品などの価値(機械や設備)
・総資産
利益とキャッシュフローの違い
利益:帳簿 価値として入ってくる資産と出ていく資産の差。帳簿の価値
キャッシュフロー:入ってくるキャッシュと出ていくキャッシュの差
■会社全体としての成功
使用資本利益率 ROCE
・所有者の視点から
■業績評価
営業利益 EBIT
経済付加価値 EVA
その年度中に、利益によってどれだけの価値を実際に創りだしたか?
その年度に該当する実際の資本コストはいくらだったか?
■バランスシートに表れない高価値資産
無形資産:企業理念、特許・著作権および固有のノウハウ、技法や製法、人材とそのスキルと忠誠心、企業文化、顧客基盤、ブランドイメージ、納入業者や取引先とのネットワーク、環境や社会的責任に対する社会からの評判など