【読書レビュー】『大局観』 出口 治明
このブログでは、毎回自身で読んだ本について、その内容と骨子をまとめたものを掲載していくものである。
■お薦め度:★★★☆☆
■タイトル:『大局観』
■著者:出口 治明
ライフネット生命保険株式会社会長兼CEO。1948年、三重県美杉村生まれ。
京都大学卒業後72年に日本生命保険相互会社に入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て、2006年にネットライフ企画株式会社を設立し、代表取締役に就任。世界の都市1000以上、読んだ本は10,000冊以上。
<著者の主張>
日本にはリーダーが足りない。
どんな組織もリーダー以上にならないため、優秀なリーダーが必要。
<ポイント>
直感に従えば間違えない。
風が吹いた時に凧を上げる。人生は99.9%思うようにならない。
「歴史に残る偉業を成し遂げた人」に共通すること。
風を掴むこと
絶対自由:何事にも縛られない。何事にも囚われない。
「世界は毎日単純になっていく」 byココ・シャネル
ボス猿:必要な時にしか仕事をしない。必要以上に干渉しない。
大局観:「行きたいところがある。」「やりたいことがある。」
リーダーは、専門性と幅広い教養が必要 ⇒読書が一番、海外旅行も
幅広い分野に興味を持つべき。
GEM(ジェンダー・エンパワーメント指数)2008年
日本:0.575、 108カ国中58位 先進国として最低レベル
インプットを増やす。30歳からライフネット生命設立プロジェクトをはじめるまでの30年間家で夕食を食べたのは1回だけ。会食の相手は社外の人。
「会いたいと思った人はすぐに会いにいく」「食事やお酒に誘われたら誰であろうと断らない」「呼ばれたらどこへでもいく」
今の時代、一つのところでじっとしているくらい危険な生き方はない。その場所のルールに従っていれば安心と安全が未来永劫保証されることはない。常に広い世界にでて変化にチャレンジし続けなければいけない。
真のリーダーシップとは、「やりたいことを持っている」「旅の仲間を集められる」「旅の目的地までチームをまとめ、引っ張っていく」
最後は「楽しい」会社が勝つ
「やりたいことをやる」人の時代
リーダーを育てる仕組み
法人税の改正、外国人を大量採用する企業や女性を数多く役員に登用する企業には税金を優遇する
経団連に所属する大企業は大卒1年以上経過しないと採用しない。