【読書レビュー】自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間"を捨てられるか』 岡本 太郎
このブログでは、毎回自身で読んだ本について、その内容と骨子をまとめたものを掲載していくものである。
■お薦め度:★★★★★
■タイトル:『自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間"を捨てられるか』
■著者:岡本 太郎
1911年東京生まれ。パリ大学卒業。在学中にピカソの作品に衝撃を受け、抽象芸術運動に参加。
<著者の主張>
<ポイント>
人生は積み重ねだと思っているようだが、僕は逆に積み減らすべきだと思う。
財産も知識も蓄えれば蓄えるほど、かえってにんげんは自在さを失ってしまう。
人生に挑み、本当に生きるためには、瞬間瞬間で新しく生まれ変わって運命を開くのだ。
今までの自分なんか蹴っ飛ばしてやる。
なんでもない一日のうちに、あれかこれか決定的瞬間は絶え間なく待ち構えている
成功することが人生の目的であり、メリットであるように誰もが思っていたし、そう教育された。だが、そんなことに少しも価値があるとは思わない。
端的にいえば、それでは収入は得られない。食えない。つまり生活できない。
好かれる必要はない。売らないという前提で絵を描き、あらゆる面で権威主義にたてつき、いわば常識を超えて、人の言わないことをあえて言い、挑んだ
モノマネ人間にはなにも見えない
夢を見ることは青春の特権だ
「俺は生きた」といえる人生になるだろうか?
大部分の人間は成功しないのが普通。99%は失敗。
一度死んだ人間になれ
「今はまだだめだけど、いずれ」と絶対言わないこと。
自分自身を最大の敵として容赦なく闘いつづけること
たとえ他人に馬鹿にされようが、けなされようが、笑われようが、自分が本当に生きている手応えをもつことがプライド
いつも自分は未熟なんだという前提のもと平気でいきること
才能のある無しにかかわらず、自分として純粋に生きることが人間の本当の生き方
成功は失敗のもと
人生、即、絶望的な闘い
やろうとしないから、やれない
過去によって現在があるのではない。現在によって初めて過去があるのだ。
結婚は恋愛の墓場
人間の生命、生きるという営みは本来無条件・無目的であるべき