【読書レビュー】『生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの 』 伊賀 泰代
このブログでは、毎回自身で読んだ本について、その内容と骨子をまとめたものを掲載していくものである。
■お薦め度:★★☆☆☆
■タイトル:『生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの 』
■著者:伊賀 泰代
<著者の主張>
成長するとは、生産性が上がること
<ポイント>
量を追う発想が生産性を下げる
例:採用人数を増やすためには、応募人数を増やすしかないという発想
⇒セルフスクリーニング機能、誰でもいいのではなく特定の人にむけて
アウトプットを増やすためには、インプットを増やすべきという発想は生産性の概念の欠如
Motivation for innovation:生産性という概念を日常的に強く意識させておくこと
思考は制限が設けられるとそれをバネにして「今とは異なる次元」にいくことができる
優秀な人材の採用が難しいと嘆きながら、今の何倍も活躍できる社員の可能性を放置しているのはもったいない。社員の潜在能力を引き出すべき
人事評価の主眼が人材育成ではなく、昇格や評価にあることが早期のハイパフォーマー選抜が日本で行われない理由
トップパフォーマを育てる方法
・ストレッチゴールを与える
・比較対象を変える (一年前の自分、社内の他のトップパフォーマ、社外同世代のトップパフォーマ)
・圧倒的なライバルの姿を見せる
すべての人はどんな年齢になっても成長できていると実感できれば、嬉しく感じるもの
忙しければ、早く部下を育成すべき
一年に一度部門内の仕事の洗い出しと不要な仕事の廃止を実施する慣習をすべき
⇒サイバーエージェント「捨てる会議」
マネージャーの仕事はトレードオフが存在する状況に於いて判断を下すこと
・決断すること
・リスクに備えておくこと
会議時間は短縮ではなく、会議の成果を高める
⇒会議の目標を明確に
1)決断する
2)洗い出しをする
3)情報共有
4)合意する
5)段取りや役割分担