【読書レビュー】『地方消滅 創生戦略篇』 増田 寛也 , 冨山 和彦
このブログでは、毎回自身で読んだ本について、その内容と骨子をまとめたものを掲載していくものである。
■お薦め度:★★★★☆
■タイトル:『地方消滅 創生戦略篇』
■著者:増田 寛也
1951年東京都生まれ。77年東京大学法学部卒業。建設省入省。95年から2007年まで3期にわたり岩手県知事,07年より08年まで総務大臣を務める。
■著者:冨山 和彦
1960年和歌山県生まれ。85年東京大学法学部卒業。92年スタンフォード大学経営学修士(MBA)。ボストン・コンサルティング・グループ、コーポレイトディレクション代表取締役を経て、2003年産業再生機構設立時にCOOに就任。解散後、株式会社経営共創基盤(IGPI)を設立。代表取締役CEOに就任。
<著者の主張>
<ポイント>
岩手県「がんばらない宣言」
⇒東京を目指してがんばらない
地方経済
⇒リーダーシップをとれる「高度人材」がいるかどうかが鍵。(いかに東京からの還流するか)
ほぼ半数の市区町村において、2014年から40年かけて半分以下に減ることがわかった。(消滅可能性都市)
地方が生き残るためには、町全体のコンパクトシティ化を進める必要がある。
必要なのは共働きで500万円を稼げるような仕事
鳥取県倉吉市の年収500万円に相当するのが、東京では1100万円にあたるという計算
地方が共働きしやすいのは、東京と違って職住近接で職場と住まいがせいぜい30分くらいしか離れていないから。(軽自動車中心)
介護にかかるコストは地方の方が絶対安い
若くて優秀な人材の処遇に困るなら、さっさと昇進させて年収1000万円超にしてしまえばいい。実力主義人事で意欲を失うような会社はもはや世界で戦う適性がない。
Uber:地方こそITの活用の道がある。