【読書レビュー】『コンピテンシー面接マニュアル』 川上 真史 , 齋藤 亮三
このブログでは、毎回自身で読んだ本について、その内容と骨子をまとめたものを掲載していくものである。
■お薦め度:★★★☆☆
■タイトル:『コンピテンシー面接マニュアル』
■著者:川上 真史
ワトソンワイアット株式会社 コンサルタント。
1962年生まれ。和歌山出身。1986年京都大学教育学部教育心理学科卒業後、産能大学経営開発研究所に入所。
■著者:齋藤 亮三
株式会社ヒューマネージ 代表取締役社長。
1964年生まれ。静岡出身。1988年慶應義塾大学卒業後。日商岩井株式会社(現:双日株式会社)に入社。1999年株式会社アトラクス(現:NOC日本アウトソーシング株式会社)へ出向、その後取締役社長に就任。2004年適正アセスメント事業及びEAP事業を分社化して株式会社アトラクス・ニューマネージ(現:ヒューマネージ)を新設。代表取締役社長に就任。
<著者の主張>
即戦力化するポテンシャルの高い人材採用にはコンピテンシー面接が有効
<ポイント>
コンピテンシー面接の普及
早期戦力化のポテンシャルが高い人材へのニーズが高まる。
⇒10年かけて1人前に育てるといった余裕がない
過去の行動から成果を安定的に生み出す潜在力を予測するコンピテンシー面接
求人に応募してくれた学生は顧客であるという意識をもつ企業が採用の勝ち組になる。
コンピテンシーとは能力
コンピテンシーが高い人はセルフマネジメント・サイクルを回せる人
⇒PDCA、状況が変化しても成果を継続的に生み出すことが出来る人(成果の再現性)
■コンピテンシーの要素
(業務)
・顧客を満足させる。
・自己実現
・競合する
(マネジメント)
・リーダーシップ
・リーダーのサポート
・チームワーク
■コンピテンシーのパターン
・スピード
・粘り強さ
・独自性、独創性
・正確さ、的確さ
・チャレンジ
・緻密さ、誠実さ
■用語
コーピング:ストレス対処力
積極的コーピング:積極的に問題を解決する、他者に相談する
消極的コーピング:問題を放置する、我慢する
スキーマ:先入観
行動事実の情報収集を徹底することで、スキーマの影響を避ける。
ステップ1:取り組み課題、テーマの特定、最終的な成果を判断
ステップ2:取り組みの課程で「特に工夫した点」「苦労した点」を確認
ステップ3:克服をおこなった具体的な場面を特定
ステップ4:克服の行動事実の列挙、確認