【読書レビュー】『国家はなぜ衰退するのか(下):権力・繁栄・貧困の起源 』 ダロン アセモグル , ジェイムズ A ロビンソン
このブログでは、毎回自身で読んだ本について、その内容と骨子をまとめたものを掲載していくものである。
■お薦め度:★★★☆☆
■タイトル:『国家はなぜ衰退するのか(下):権力・繁栄・貧困の起源 』
■著者:ダロン アセモグル ,
マサチューセッツ工科大学(MIT)エリザベス&ジェイムズ・キリアン記念経済学教授。トルコ出身。英国ヨーク大学卒業後、1992年にロンドン・スクール・オブ・エコノミー(LSE)で博士号を取得。ジョン・ベイツ・クラーク賞を2005年に受賞。
■著者:ジェイムズ A ロビンソン
ハーバード大学ディビッド・フローレンス記念政治学教授。英国出身。
<著者の主張>
<ポイント>
全期間を通じて、優に1000万人を超えるアフリカ人が奴隷としてアフリカ大陸から輸出された
白人農民との競合を排除することと、大量の低賃金労働力をつくりだすこと
法が全ての市民の職業と日常生活に平等をもたらした
好循環
1)多元的な政治制度の論理により独裁者による権力の強奪、政府内の派閥争い、人が好いだけの大統領といったものが生まれにくくなる
2)包括的な政治制度は、包括的な経済制度を支える
■エンコミエンダ
エンコミエンダ制(スペイン語:Encomienda)とは、スペインによるアメリカ大陸の植民地支配時代、及び、スペインによるフィリピンの植民地支配時代に採用されていた、植民地住民支配のための制度である。