【読書レビュー】年間100冊の軌跡

年に100冊読むと決めたので、その記録を残すためのブログ

【読書レビュー】『なぜ、その人に惹かれてしまうのか?―ヒトとしての恋愛学入門』 森川 友義

このブログでは、毎回自身で読んだ本について、その内容と骨子をまとめたものを掲載していくものである。

 

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■お薦め度:☆☆

 

■タイトル:『なぜ、その人に惹かれてしまうのか?―ヒトとしての恋愛学入門』

 

■著者:森川 友義

早稲田大学国際教養学部教授。政治学博士(Ph.D

1955年12月21日群馬生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒

ボストン大学政治学部修士号、オレゴン大学政治学部博士号取得。国連開発計画(UNDP)、国際農業開発基金(IFAD)などの国連専門機関に勤務。アイダホ州立ルイス・クラーク大学助教授、オレゴン大学客員准教授を経て、現職に至る。

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<著者の主張>

恋愛感情は五感を最大限発揮して、子供を産ませる異性を選んぶための情動

 

<ポイント>

性淘汰とは配偶者・恋人選びを通じて異性を惹きつけ優秀な子供を残すために形質を進化させた

 

「もてたい」という願望は人間の根源的欲求

 

優秀な遺伝子を残すために相手の異性を選ぶ行為の結果が恋愛感情

 

男性は性行為への投資コストが少なく、原則的には広汎な恋愛感情を抱くことが可能

健康でたくさん子供を産んでくれて、子供を確り育てる女性が理想。

 

女性の卵子はMAXで400個程度、理屈上は最高での40回程度しか妊娠できない。

女性の妊娠ギネスは、27回69人の子供。

男性の子供の数の世界記録は888人

 

女性は妊娠のリスクを冒してまで性行為をするとたる男性と恋愛する。

⇒自分が最高と思った男性のみ恋愛相手とする。

⇒体格・体力に優れ、経済的資源をもち、その資源を安定供給し、魅力的な顔や体形をもつ

 

芸術もスポーツも文学もこの世の文化は全て「いかに異性を惹きつけるのか」を命題にして進化してきた

 

我々の遺伝子は、子供を持つ喜びはこの世の最上の喜びの基である。

 

汗の匂いをかがせることが恋愛にとって大切 ※香水は不要

⇒人工的な匂いを出す人は恋愛の機会が少ない (喫煙者、にんにく)

 

「愛の告白」は言葉にしなければいけない。

 

キスについて

キスをすると相手の生活様式がだいたい分かる

過去の性経験がだいたいわかる

相手の恋愛度を推し量ることができる

 健康になる 毎日キスをすると寿命が5年延びる