【読書レビュー】『世界の経営者は今何を考えているのか』 入山章栄
このブログでは、毎回自身で読んだ本について、その内容と骨子をまとめたものを掲載していくものである。
http://www.murc.jp/thinktank/rc/quarterly/quarterly_detail/201404_32.pdf
■お薦め度:★★★☆☆
■タイトル:『世界の経営者は今何を考えているのか』
■著者:入山章栄
<著者の主張>
<ポイント>
■ストラテジック・マネジメント・ジャーナル
52:5=「統計分析を使った論文」:「 事例分析を使った論文」
統計分析とケーススタディは車輪の両輪。バランスが大切
■一時的競争優位
競争が激化して1年半、2年程度で新規参入や同業が真似してくるようになった。
⇒競争行動:新商品の投入、モデルチェンジなど時間とコストをかけて同業他社を攻撃
競争行動をやった方が、長期的には業績やマーケットシェアは好調
アジリティー(敏捷性)
TOYOTA:トヨタ生産システム。アメリカのスーパーマーケットのものの流れを参考
TUTAYA:1000円のCDを100円で貸す。消費者金融の十一貸しから
コンピテンシートラップ
短期的な収益に目線が行き過ぎること。
「知の探索」:いろんなことと組み合わせる。失敗する。
コーポレート・ベンチャー・キャピタル
■トランザクティブ・メモリー
Whatではなく、WhoのつくWhatであること
組織全体での知識。社内の誰かに聞けば知見のある人がいる環境
トランザクティブ・メモリーが高い企業は業績が良い
言葉(口)だけではトランザクティブ・メモリーは低くなる。手振りや表情が大切。
■ストラクチャル・ホール
ネットワークのなかで一番得をするのは、ネットワークをつなぐ結節点になる人
■マルチマーケットコンペティション
企業がライバルと複数のマーケットでかぶっているとお互いが攻めにくくなる。
■メリッサ・マイヤー (ヤフーCEO)
就任してからすぐに在宅勤務を禁止にした。
Googleで「わいがや」の環境がイノベーションや競争力の源泉に近づくことを知っていたから
■Doctor of Philosophy、Ph.D.(ピー・エイチ・ディー)
哲学博士