【読書レビュー】『あるヨギの自叙伝』 パラマハンサ・ヨガナンダ
このブログでは、毎回自身で読んだ本について、その内容と骨子をまとめたものを掲載していくものである。
■お薦め度:★☆☆☆☆
■タイトル:『あるヨギの自叙伝』
■著者:パラマハンサ・ヨガナンダ
青年時代を除いてその生涯の大半を外国で過ごしたが、インドの偉大な聖者たちの一人に数えられる。
<著者の主張>
スティーブジョブスのiPad2にダウンロードされた、たった1冊の本との事。
<ポイント>
現代のインド人版聖書のように感じた。以下、印象に残った言葉。
言葉というものは中身のない貝殻のようなものだ。瞑想によって至福に満ちた神を実際に体験し、神を現実の存在として信仰できるようになりなさい。
物事のうわべしか見ない浅はかな人間は、狭い自我の殻の中に閉じこもって、他人の苦悩に対して感受性をもつことができない。しかし、メスで鋭く自己を解剖する者は、同情が他の一切のものに拡大していくのを経験します。するとその人は次第に頑冥な(かたくなでものの道理がわからないこと。)自我の衝動から解放されるようになります。聖なる愛は、そのような土壌に花を咲くのです。
肉体を支配するのは精神だ。人間の肉体が発揮する力も、本人の積極的意志と勇気に比例する。
世の常の愛は、我欲や自己満足に根ざした利己的な愛だ。しかし、神の愛は無条件で、限りなく、いつまでも変わらない。この純粋な愛に徹したとき、人の心は初めて波乱や動揺から解放されるのだ。
いいえ、何よりもまず神です。お金なんか神の奴隷にしかすぎません。人生はいつ終わるかわからないんです。
おのれの知恵を隠すこともできぬ愚か者