【読書レビュー】『ITビジネスの原理 』 尾原 和啓
このブログでは、毎回自身で読んだ本について、その内容と骨子をまとめたものを掲載していくものである。
■お薦め度:★★☆☆☆
■タイトル:『ITビジネスの原理 』
■著者:尾原 和啓
京都大学大学院工学研究科修了。マッキンゼー・アンド・カンパニーにてキャリアスタート。NTTドコモのiモード立ち上げ支援、リクルート、ケイ・ラボラトリー(現:Klab)、コーポレートディレクション、サイバード、電子金券開発、リクルート(2回目)、オプト、Googleなどの事業企画、投資、新規事業に従事。
■著者の主張
インターネットが得意とすること
「世界中に散在するユーザーを一箇所に集め、そユーザーを金を出してもほしいと思っている企業や人を結びつける、マッチングするのが、インターネットのビジネス。」
下記の2点がインターネットビジネスでは重要
1)ユーザーのインテンションを先鋭化させて正しく把握する。
2)そしてそのインテンションに基いて最適なものを提示する。
ソーシャルゲームの「北風と太陽」
北風:「怪盗ロワイヤル」順位を競そわせる
太陽:「パズドラ」「アングリーバード」サンクコスト(sunk cost)にお金を払う。
※人は、スマホでダラダラとゲームをしていた時間をサンクコストと見なしてしまう。
太陽型はお客さんが離れない。(パズドラでは継続率が8割以上)
ITやインターネットは仕事を細切れにすることで、価値を生み出すだけでなく、その細切れを集めることによって新しい価値を生み出し、普段使われていない部分を有効活用することができる。
例:クラウドソーシング、ラクスル
人はなぜ情報を発信するのか
・インターネットによって、情報を隠しておくことのメリットがなくなり、むしろ隠しておくことのデメリットが大きくなった。
・インターネットが、アカデミックな空間として広がっている。
・インターネットは、人間の社会的承認の欲求を満たす。
Amazon:どこでも買っても同じ商品を安く売る
楽天:商品に魅力的な付加価値をつける