【読書レビュー】『日本人のためのピケティ入門』 池田信夫
このブログでは、毎回自身で読んだ本について、その内容と骨子をまとめたものを掲載していくものである。
■お薦め度:★★☆☆☆
■タイトル:『日本人のためのピケティ入門』
■著者:池田信夫
経済学者。1953年生まれ。東京大学経済学部卒。NHK退職後、現在は株式会社アゴラ研究所所長。
■著者の主張
トマ・ピケティの『21世紀の資本』の要点をまとめた本。
資本主義が進み、資本家と労働者の格差は拡大してきているが、資本主義より効率の良い経済システムは存在しない。
そのため、ピケティは、「グローバルな資本課税」によって、これ以上の不平等を防ぎ、保護主義や過剰介入から資本主義を守ろうとするもの。
■用語:「資本主義の根本的矛盾」
r>g
r=資本収益率、g=国民所得の成長率
つまり、資本収益率が成長率を上回り、資本家と労働者の格差が開くということ。